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2006
12 20(水)

くじら軒(新宿):油少なめちゃーしゅーめん

[ 麺丼之中是大宇宙:ラーメン]

新宿くじら軒
有名店の支店。いつのまにか「MYCITY」から「LUMINE EST」に変わった、新宿東口駅ビルのレストランフロアにある。いつ行っても大体行列が出来ているのだけれど、この日は平日の、しかも昼をだいぶ過ぎたところで行ったこともあってスムーズに入店できた。スムーズ、ということは、メニューを選んでいる余裕があまりなかった、ということなんだけど(笑)
薄口しょう油の「らーめん」、しょう油を使わない「塩ラーメン」、濃口しょう油の「支那そば」の3種類が基本で、バラ肉が入ったりチャーシューがたっぷり入ったりとバリエーションが並ぶ。今回は脂身が少ないチャーシューが入った「油少なめちゃーしゅーめん」。煮卵も入っています。シナチク、ほうれん草、なると、ネギで、オードソックスを通り越してノスタルジーという感じ。まあ、くじら軒は「昔ながらの中華そば」を標榜するお店だからして。
くじら軒・油少なめちゃーしゅーめん
薄口しょう油のスープはにごりがなく、透き通っている。豚ガラ・鶏ガラがベースでかつお節・煮干しといった魚介の香りがぷんと、しかし上品に感じられる。最近のラーメンには見られないあっさりとした口当たりで、塩味も控えめだが飽きが来ない。ストレートの細麺がサッパリした味わいに似合う。具のチャーシューは、油少なめというだけあって引き締まった感じ。パサパサしておらず、味もなかなか良い。ボリュームを出したかったら普通のちゃーしゅーめんかバラ肉らーめんを頼むとよさそう。
ちょっとシンプルすぎるかなー、という感じもする。ちょっと「お上品」なつくり。昔ながらの中華そば、は、こんな丁寧には作られていなかったと思う(笑)。古いモノのエキスを活かしてシンプルで旨いものを作る、よくある方策だろう(そしてその試みが成功している例だ)。でもまあ、たまにはこういうすっきりしたラーメンもいいものだ。あとは場所柄、行列が絶えないのが問題……。

投稿者 ogre : 2006年12月20日 23:38



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