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03 29(水)
つけ麺あじろう(庵治郎) (渋谷):つけ麺
[ 麺丼之中是大宇宙:ラーメン]
青山通り、宮益坂上のお店。ちょっと前まで違う感じのラーメン屋だった筈なのだが、いつの間にかつけ麺メインのオサレなラーメン屋さんに変身していた。よく通るのにこれまで気がつかなかった。
つけ麺がメインで、味は味噌味とか辛味噌味があるらしい。今回はシンプルにつけ麺を所望。でもちょっと寂しいので、玉子、チャーシュー、野菜をトッピング。
んでコチラ。野菜は本当に茹でただけの野菜。味付けなし。おそらくスープに入れて具にしてしまうのがヨイとみえる。スープの中には玉子が半玉、入っていた。ならそう言ってくれればいいのに。
早速食す。ヌルし。まあ、ヌルいのは、つけ麺共通の原罪みたいなモンですが、それにしてもヌルい。だいいち麺が出てくるずいぶん前にスープがサーブされたぞ。そして麺が出てくる前に、スープの表面に脂の膜が張ってしまう=温度が低い。
味の方といえば、薄し。スープはかつお節魚介系のダシで、醤油ダレ。しかし致命的にスープが薄い。ダシの味が致命的に薄く、ホンの香り付け、というぐらい。テーブルの上にかつお節が置いてあって入れられるようになっているのだが、じゃあ最初からそれを使ってダシをとれよ、という感じ。こちとらかつお節のスープ漬けを食いに来たんじゃないんだ。
味の薄いのはラーメンも同様のようで、隣でラーメンを食ってた人は、少し食べたところで猛然とコショウとかつお節を入れて食っていた。気持ちは分かる。分かるが、つけ麺にコショウを入れ始めるとなんだか訳が分からなくなりそうなので止めた。
ちょっと太めの多加水麺はやや幅広でいい感じに締められている。これはモチモチと歯ごたえもよく、意外と良かった。でもとにかくスープが薄い。それだけ。「しらすのラーメン日記」さんも同様に味の薄さを嘆いておられる。やはりそう感じたのは自分だけではないらしい。
最後に一応割スープを頼んだらちゃんと割ってくれた。でも割ってもらったら一層味が薄くなってどうにもならなくなった。つけ麺屋でそんなのって初めてだ。
すぐ近くにつけ麺の「すずらん」があるだけに一層貧弱さが目についてしまう。目につくといえば、キッチンでバイトの中国人さんたちが談笑しながらラーメン作っているのは非常に気にくわなかった。というか、衛生的に良くないから、喋るな。
まったく不味くて話にならない、という訳ではないだけに何とも釈然としない気持になったのだった。
投稿者 ogre : 2006年3月29日 00:14
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