01 24(火)
iLife'06 ファーストインプレッション
[ 林檎狂想曲:Mac]
というわけで、AppleStoreGinzaで一足お先に査収。
ただしパッケージとマニュアルは英語です。店員さんにもちゃんと確認しましたが、日本語環境でも問題ないユニバーサル版とのこと。
初代のiLifeから'05、'06と二度目のメジャーアップデートになる本作。アプリケーションの顔ぶれに大きな違いはありません。今回はiWebの追加が一番大きいところでしょう。
ちなみにパッケージには10GBのHDD容量が必要とあります。現行のiLifeは削除されますが、実際問題としてHDDが逼迫している我が環境にはつらいところ。(そもそも音楽ファイルが20GB以上あるってのが問題なんだよなぁ。)それでもなんとかやりくりしてインストールは実施しました。でも、たぶん、iDVDとかはすぐに削除されると思います(を
ざっと使ってみたのはiPhotoとGarageBand。iPhotoは例によって写真ライブラリを再構築する必要がありますが、そのほかにサムネイルも再構築するとかで、写真の枚数が多いと移行にいくらか時間がかかります。ちょっと触ったところでは、これまで同様サクサク動いていてつまるところはありません。これまでのアルバム作成機能以外に、カードの作成機能などが追加されていますが、これはまあ、日本人は年賀状以外では使い道がないかなぁ。
GarageBandはフリーの音源やジングルがかなりの量インストールされます。これはまさにPodcast用。音楽作成ツールからPodcast作成ツールへと衣替えをした感じがします。起動は例によって重い。もうG4/1GHzはターゲット外という感じですね。実際にPodcastを作ったわけではないですが、MacBookProが必要になってくるんじゃないでしょうか。
ちょっと拍子抜けだったのがiWeb。まあ、iMovieでムービーを作ったり、GarageBandでPodcastを作って公開する、というWeb連携用に使うのがメインのアプリケーションのようです。いくつかのテンプレートから選択してWebページを作っていくしくみですが、例えばホームページビルダー(Windows用)なんかに比べたとき、自由度という意味では欠けてくる気がします。よく言えば素人に優しい、ということでしょうが、既にWebサイトやblogをもっている人にはあまり意味がありそうにありません。.Macを使ってセカンドサイトを立ち上げよう、なんて時には便利かもしれませんが。
iMovieなどはまだ立ち上げてみたぐらいなのでなんともいえませんが、全般的にはそろそろG5がCoreDuoマシンが必要になってきた、G4/1GHzでは辛くなってきた、というのが正直なところです。iPhotoのためだけに8000円以上出すのもどうかと思いますので、現状のiLifeに「重いなぁ」と感じている人にはあまりお勧めできないメジャーアップデートです。だったらその分お金をためて、iMac Core DuoなりMacBookProなりを買えばiLife'06が付いてくる訳ですから・・・。(まあ、8000円ばかりの貯金ではちょっとMacBookProには届きませんけどね。)
アプリケーションがよくなる(=重くなる)と新しいハードウェアが欲しくなる。Apple純正のソフトウェアだけに、そのあたりが如実に出てきた結果だと思います。
ところで、Mac用のソフトウェアにはよくあることなのですが、iLifeもアンインストーラーが装備されていません。インストーラーはカスタムは可能なものの、既にインストールしてあるアプリケーションの削除用としては使用できません。アプリケーションの他に大量のサンプルやフリー素材、テンプレートなどがインストールされるiLifeには、あとで「やっぱ消そう」と思った時にどこに何があるのかわかりにくくなります。こんな場面は少なくないはずなので、ぜひこの点、改善して欲しいものです。(もっとHDDやCPUに余裕があるマシンを買え、という無言の圧力なのかもしれませんが。)
投稿者 ogre : 2006年1月24日 18:43
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