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10 07(日)
ベトナム・カンボジア旅行記 5日目(1)
[ 旅行記:Travel]
朝から香草たっぷりのフォーをいただく喜びといったら、ないね……まさに東南アジア旅行の醍醐味だよ(偏っている事は認める)。
もちろんエッグスタンドでオムレツを頼み、「ハム、チーズ、オニオン、どれをいれるか?」と聞かれて高らかに「Everything!」と答えてあきれられるのもまた一興。
今日は朝から少々遠出だ。ときおり小雨の降る中、40キロ少々離れたバンテアイ・スレイ遺跡を見学に行く。日差しが照りつけないのは有り難いが、なんというか、可視領域外のエネルギィにジワジワと灼かれている感が凄いので日焼け止めは欠かせない。
バンテアイ・スレイの入口には立派なビジター・センターが設置されている。つい最近までは地雷があって近づくのも大変だったそうだ。
そんなバンテアイ・スレイの見所は精妙なレリーフ。昨日今日折ったばかりのようなエッジのたったレリーフはそこかしこに残っている。アンコール遺跡とはひと味違う赤土のレンガに施されたそれらを間近に見ることができる。


そしてバンテアイ・スレイのレリーフ群の頂点に立つのが「東洋のモナリザ」と呼ばれるテバター像だ。残念ながら現在は周囲が立入禁止になっていて、その微笑みを間近で見ることはできない。双眼鏡かファインダー(あるいは液晶)越しに望むその微笑みは、とはいえモナ・リザのそれのように謎めいているわけでは無い。それは明らかに「楽」を伝えているように見えるのだが、いかがだろうか。
バンテアイ・スレイから中心街に戻る前にロリュオス遺跡群に立ち寄る。ロリュオスには「バコン」「プリア・コー」「ロレイ」の3つの遺跡がある。アンコール・ワット周辺の遺跡群を観た後では少々小ぶりに見えるが、時代的にはアンコールより前、都がアンコールに移る前に都だった場所なのだそうだ。
一番小さな遺跡「ロレイ」などは、もう崩れ落ちる寸前なのを何とか食い留めている感じだ。草が生い茂り、花が咲くのはまったくラピュタを彷彿とさせる。かつてはため池の中央に浮かび、リンガに注がれた聖水は四方のため池に流れていったという。いまはそのため池は、跡形も無い。
市街に戻って中華料理のお昼。正直これはよくなかったかなー……ちょっと油が胃にもたれてしまった感があった。
ホテルへ戻って一休みしたら、さて、午後は近場でいろいろお楽しみ……
つづく
投稿者 ogre : 2012年10月 7日 21:25
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