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11 20(月)
自家(レンタル)サーバーモブログ(moblog)導入顛末2・揃えるべきもの
[ MovableType/Blog]
(前回:導入顛末1・最初の選択)
さて、方式が決まったら何をしたらいいのか考えましょう。
前回も検討したような「動作」を実現するためには、ざっと以下のようなものを用意する必要があります。
- メールサーバに届いたメールがプログラムに送られるような仕組み
- メールを受け取ってブログにポストするプログラム
…簡単ですね。
「プログラムは開発室でコンパイルしてるんじゃない!現場でコピペしているんだ!」という話もありますように(ねぇよ)、今日び、「ああ、こんなことがしたいなぁ」と思った機能やらプログラムやらはネット上に転がっているものです。「読み書きソロバン」という言い方がありますが、今どきは「読み書き喋りGoogle」ぐらいに考えておいた方がいいと思うのですよね。
というわけで、調べました。
今使っているSpeeverさんのレンタルサーバで使われているメールはsendmailというこてんこてんに古典的、あるいはでろんでろんに伝統的なメールサーバです。sendmailに届いたメールは、普通ならユーザごとのメールスプール(メールボックス)に放り込まれるだけですが、大抵のメールサーバには「転送」という機能があるのでこれを応用します。
まずはモブログ受け付け用のメールアドレスを新設します。専用アドレスを作った方がいいでしょうし、スパム対策としてある程度複雑なメールアドレスにしておいた方がいいと思います。気分の問題ですが…。
コチラのHP(よっくこむさん)を参考にして、sendmailの".forward"というファイルを書き換えます。このファイルは自動転送先を設定するファイルですが、Speeverの場合、システムが自動転送・自動返信を別に提供していて、その機能にメールを転送するような仕掛けになっています(なんだかややこしいですが)。今回はその機能は必要ないので、かわりにモブログ用の機能にメールを放り込むようにします。
そしてメインとなるモブログ機能本体ですが、いろいろ検討したところ、比較的シンプルで楽そうな「post2blog」というperlスクリプトを使うことにしました。作っている方が日本人なので公開サイトで日本語の説明があり、設定などで迷うことはほとんどはありません。レンタルサーバにもperlはインストールされています(MovableType使ってるんだから当たり前ですが)。
このスクリプトをダウンロードし、設定を変更してサーバにアップロードします。もちろん、パスの通っている所にアップロードしましょう(/usr/binとか/usr/local/binとかがいいのでしょうか?流儀というものがよく分からないのですが…)。
忘れずに実行権限を付与しておきましょう。権限付与するのにFTPソフトでやらずに、わざわざsshで入って >chmod +x post2blog.pl なんてやってると、なんだかプロっぽくてカッコ良くないですか?ないですね。すいません(←というかお前プロだろうが)。
先のメールの転送先はこのスクリプトにセットします。たとえば "|/usr/bin/post2blog.pl" とかって具合です。
事前に >perl -c post2blog.pl で文法チェックしておいたほうがいいでしょう。Speeverの場合、Perlの文法が提供されているのでそれで確認します。文法だけじゃなくて不足モジュールもチェックできるので、必要に応じてperlのモジュールを追加インストールします。CPANを使う事になると思います。ディスク容量にも注意しましょう…。
さあ、ここまでで来たらセッティング完了です。簡単ですね!!!
メールソフトからターゲットのメールアドレスにメールを送信して、ブログに登録されるか確認しましょう!!
…あれ?エラーメールが帰ってきましたよ?
続きます。
導入顛末3:ハマるポイント
投稿者 ogre : 2006年11月20日 23:31
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